任意整理を決意するまで

推し活やオタク文化が一般的に受け入れられるようになって、好きなコトにお金をかけるのが当たり前になってきた。

とはいえ、今も昔もなにかにハマるというのは普通にあることだと思う。

ただ、そこで自分にブレーキをかけられる人間かどうかが重要なだけなのだ…

そういう私はブレーキをかけられなかった側である。

ハマったものは、ざっと

  • マンガ
  • 音楽
  • キャラクターグッズ
  • パチンコパチスロ
  • 呑み歩き

などなど…

興味あるものに飛びついていった。

もちろん、最初はやりくりをしながら楽しんでいたのだ。

そのようなコトをしつつ、就職や結婚などで生活は変わっていった。

あれもこれもと欲張ってしまった結果、当たり前に生活費が足りなくなっていく。

そんな状況のなか、どうにかしようとクレジットカードを作ってしまった。

私の怖いところは、「これで使えるお金が増えた!」と思ってしまったことだ。

そんな訳が無いが、仕事もしているし支払いは大丈夫だと、軽くというか何も考えていなかったのだと思う。

そうなると借金が増えるのは当然で、「もしかしてヤバいかも…」と感じた時には、すでに借りては返すを繰り返している状態だった。

今さらだが、「この先ずっと借金を返していくのか?」「それよりも、そもそも返していけるのか?」

急に不安になり、どうにかしないと先がないと感じるようになった。

それが、いままでは他人事だと思っていた「債務整理」というものが、どういったものか調べようと思ったきっかけだ。

「債務整理」を利用するために理解しておくこと

利用しようと思ったのは今回が初めてで、どのような仕組みなのか、調べるところから始めた。

まず「債務整理」とひと口に言っても、その中でも債務状況によって、解決策に段階があることがわかった。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

大きくこの3つの手段があるようだった。

しっかりと認識、確認をしなければならない部分はあるが、大雑把な理解としてのメリット、デメリットは次のようだと理解している。

任意整理

メリット

  • カード会社への返済は、通常「元金 + 利息」だが、任意整理をすることで「利息」部分を無くすことができる
  • そのうえで、「元金」を分割して毎月支払っていく(通常3~4年、場合によっては5年の期間)
  • 制度を利用していることを、周りに知られづらい
  • 弁護士さんや司法書士さんに和解交渉をしてもらうことで、その間の督促がストップされる
  • 特定の借入先を選んで手続きすることができる

デメリット

  • 信用情報に事故情報が残る(いわゆるブラックリストに載る)
  • 元金を減らすことは難しい(過払い金が発生している場合は減る可能性がある)
  • まれに和解に応じない業者もある

個人再生

メリット

  • 元金の「5分の1~10分の1」まで減額して返済できる
  • 持ち家やマイカーなどの資産を手放さなくて良い
  • 資格や職業の制限が無い

デメリット

  • 信用情報に事故情報が残る(いわゆるブラックリストに載る)
  • 官報(国が発行する機関紙)に掲載される
  • 借金の免除ではないので、毎月の返済が発生する

自己破産

メリット

  • 借金が免除され、返済義務が無くなる
  • 生活に必要な最低限の財産は残る

デメリット

  • 信用情報に事故情報が残る(いわゆるブラックリストに載る)
  • 官報(国が発行する機関紙)に掲載される
  • 一定の財産を失う
  • 一定の職業に就けなくなる可能性がある。
  • 保証人への取り立てが行われる。

どの制度を利用するかを検討する

単純に返済だけの事を考えれば、

自己破産 > 個人再生 > 任意整理

となるが、

これからの生活も踏まえたうえでのメリットデメリットを考えると、

任意整理 > 個人再生 > 自己破産

の順番で生活を建て直すメドが立てられるかを、弁護士さんや司法書士さんに相談しようと思った。

できるだけ周囲の人に迷惑をかけず、気付かれずに解決したいからだ。

目先の損得だけではなく、しっかりと返済していくことができるか考えて進めていこうと思う。

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